2月10日、事務所会議室において、大阪で法律事務所を営む弁護士の男性カップル(南和行弁護士、吉田昌史弁護士)の弁護士活動と共同生活を追ったドキュメンタリー「愛と法」(監督戸田ひかる)を上映しました。LGBTに関心のある17名の参加者がありました。
少年事件のほか、セクシャルマイノリティ、無戸籍者、卒業式の君が代不起立により懲戒された教師など、いろいろな人権侵害を受けた人々が、南さんたちの事務所を訪れます。また家に帰ると、未成年の被後見人の少年が待っています。
LGBTには余り詳しく触れることはなく、南さんたちが、普通に弁護士活動をやり、家に帰れば、普通の家族と同じく、愚痴を言い合い、けんかをし、仲直りしてという生活を送っていることを自然な姿で描いています。
上映後、参加者のみなさんからの感想も多く出され、職場でカミングアウトされた方への支援をした経験、自分の人生で性というものを考えたきっかけ等も紹介され、一緒に鑑賞した渡辺和恵弁護士からも、「性の多様性を認める社会を作っていかなければ」との意見も出されました。見応えのある映画でした。
(弁護士 岩田研二郎)