
「松元ヒロの平和ライブinあべの」が行われました!
2014年10月17日、阿倍野区民センターで「松元ヒロの平和ライブinあべの withジャーナリスト西谷文和」が開催されました(主催は、当事務所も参加する「松元ヒロ平和ライブ実行委員会」、参加人数約250人)。
憲法9条が大きな問題になっている昨今、講演中心の学習会にとどまらない新しい取り組みをしてみたいとの思いで企画されたものです。
第一部は、「イラクの子どもを救う会」代表を務め、何度もイラク入りして市民の被害実態を告発してきた西谷文和氏の報告でした。時間の制約からイラクの詳細な実態報告には至りませんでしたが、憲法9条に挑戦する安倍政権の姿勢を告発する報告がなされました。
第二部は、政治風刺を得意とするコント集団「ザ・ニュースペーパー」を離れソロ活動を続ける松元ヒロ氏のコントによるライブでした。
松元氏が敬愛するチャップリンの生い立ちや名作「モダン・タイムス」等のエピソードを紹介したり、時事ニュースや天気予報をパントマイムで演じたり、とにかく多彩な話題、面白く流暢な語り口に会場の参加者は笑いの連続でした。そして、その合間に、思わず「そのとおり」と頷いてしまう、社会の見かたや人としての生きかたに関するエピソードがちりばめられていました。
クライマックスは、松元氏が自ら憲法になりきった「憲法くん」のコントでした。その中で「憲法くん」は自らの頭脳あるいは心臓とも言える憲法前文を朗読しましたが、そこに込められた崇高な理念に感銘を受けました。 本年7月に「集団的自衛権行使容認」を内容とする閣議決定がなされ、来年の通常国会において、それを具体化する法案が上程、審議される予定と言われています。そういう時代にあって、今回の平和ライブを、憲法9条を守り活かす取り組みに繋げていくことの大切さを感じました。

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