きづな

宇治ハイキング「宇治十帖の舞台を訪ねて」

 去る5月16日の土曜日、「きづがわ共同法律事務所友の会」の企画で「源氏物語浪漫紀行」と銘打って、「友の会」の会員さんと事務所員約40名で、京都の宇治に出かけました。  京都の宇治は、源氏物語の最後の四十五帖から五十四帖までの十帖がその舞台になっています。今回の企画は、その舞台を訪ねることと、もう一つは、藤原頼道が父親の道長のために建てた平等院鳳凰堂の見学です。  紫式部の「源氏物語」はほとんど知らない人がないくらい有名ですが、実際にこの本を現代語訳でも読み通した人は、それほど多くはありません。実際、私も高校の古典で最初のところを少しかじった程度で、内容は、ほとんど知りませんでした。それで、最後の部分の「宇治十帖」についても、それが光源氏が死んだ後のその子や孫たちの物語だということも始めて知った次第です。  当日は、あいにくの雨模様でしたが、みんな興味と期待を持って集まっていました。この日は、宇治十帖や鳳凰堂などの説明をうけるために4人のボランティアの人に来てもらいました。約40人の参加者は10人づつ4つのグループに分かれて、それぞれのボランティアの人から、宇治十帖の舞台となっている場所を案内してもらいました。ボランティアの人達はもう慣れたもので、千年も昔のことを昨日の出来事のように生き生きと話してくれました。  宇治十帖の舞台を訪ね終わった頃から雨が降り出しました。それで、昼ご飯は抜きでそのまま平等院鳳凰堂を見学することになりました。鳳凰堂は、十円硬貨の裏側に彫り込まれていますが、真ん中の建物に阿弥陀如来像が安置されている建物で、その両翼の建物は全くの飾りだということです。屋根には、この建物の名前の由来となった鳳凰が立っています。それが、現在の一万円札に印刷されています。  藤原頼道がこの世に極楽浄土を実現せんものとして作ったといわれるだけに、千年後の今でもそんな雰囲気を漂わせていました。建立当時は、極彩色で金銀が目映く照らし出され、さぞかし現世の極楽浄土もかくやと思わせただろう想像されます。  こうして、午後1時半頃に解散しました。 tomonokai-090623

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