きづがわ瓦版

ことのはぐさ

2022.09.05 弁護士 峯田和子|不動産取引の補助者になって~高齢者の思わぬニーズ~


 弁護士として仕事をしておりますと、しばしば不動産の処分に関わります。大きな金額が動きますし、トラブルにならないよう手続きを進めるので、神経は使いますが、件数をこなしますので慣れています。でも、多くの人にとって、不動産の売買など人生の中でそう何度も体験するものではありません。若い方達であれば、不動産仲介業者の説明を理解したり、他の情報と比較して検討したりすることもできるように思うのですが、ご高齢の方々にとってそう簡単なことではないようです。最近、偶然ですが数件、同様のご相談を受ける機会があり、高齢者がこういったところで、実は困っていたのかと、改めて勉強させていただきました。

 加齢に伴い自然と字を読むのが難しい、耳が遠い、根を詰めて文章を理解できないなど色々な症状が出てきます。このため、若い人達のペースで手続が進められていくと、完全に取り残されてしまうようです。でも、高齢者も大きな文字で書かれた平易な文章で説明してもらい、大きな声で直接説明を繰り返して貰いさえすれば、行きつ戻りつはするけれど、一歩ずつ内容を理解していくことはできるのです。

 高齢者が欲しいのは、今、何のために、何が行われているのか、これを自分が了解するとどうなるのか、どうしてこの書類が必要なのか等、自分自身のために、自分自身が分かるように説明してくれる補助者なんですね。不動産仲介業者がそういった作業をしているのであろうと思っておりましたので、そんな場面で弁護士としてお役に立てるのだということがとても新鮮でした。たとい、この不動産をこの金額で売買するという点で、たどり着く結果が同じであったとしても、その過程を自分で理解が出来ているということはご高齢者にとって大きな安心であり自信に繋がるんだと改めて思い致す機会となりました。

 同じ悩みを抱えていらっしゃる方がいたら、無理をせず、気軽にご相談を頂けたらと思います。


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