所属弁護士が実際に取り扱った事件や日々の業務を通じて得た知見をもとに執筆したコラムを集めました。
法律に関する旬の話題はもちろん、日常の中でふと感じたことや気づきなど、弁護士ならではの視点で、多角的にテーマを掘り下げながら発信していきます。
2022年
2022.12.07
弁護士 増田尚
昔の借金を今ごろ督促してきた場合に、支払う義務はあるでしょうか。
このような相談が時々あります。 「数十年前に借りてそのまま放置していた貸金業者から債権譲渡を受けたとして、○○債権回収を名乗る業者から、督促状が届きました。遅延損害金が上乗せ
続きを読む2022.11.18
弁護士 古本剛之
猫のいる風景
猫を飼い始めて10年以上になります。先輩弁護士のご家族が保護した捨て猫を譲り受けたのですが、病気もせず、元気に育って(年老いて?)います。 年のせいか、近頃はほとんど寝
続きを読む2022.11.07
弁護士 森信雄
遺言の解釈が問題となったケース -東京地裁令3.11.25判決を題材にして-
1 遺言は、自らの相続に関する生前の意思を表明する重要な制度である。 遺言が有効であれば、その内容に従った処理がなされ、あとは「遺留分」が問題になるだけであるが、「遺留分」は「
続きを読む2022.10.24
弁護士 冨田真平
シフトカットと賃金請求
現在シフト制で働く労働者の方がたくさんいますが、コロナ禍において、シフトを週4日から週1日から減らされた、あるいはシフトに入れてもらえなくなった、という相談が相次ぎました。 こ
続きを読む2022.10.10
弁護士 横山精一
婚姻費用分担の始期と養育費支払いの終期について
夫婦が別居し、その後、離婚したような場合、婚姻費用や子どもの養育費をどのように負担するかが問題になります。 (婚姻費用と子どもの養育費の区別) 夫婦が別居し
続きを読む2022.10.07
弁護士 横山精一
ひき逃げ事故にあってしまった場合どうすればいいか?
道路を横断中、自動車にはねられ重傷を負いましたが、加害車両がそのまま逃げてしまいました。ナンバーも記憶しておらず、加害者がわかりません。泣き寝入りするほかないのでしょうか。
続きを読む2022.10.03
弁護士 坂田宗彦
霊感商法と消費者契約法
1980年代に大きな社会問題となった「統一教会」の霊感商法が、安倍元首相銃撃事件を契機に再び話題とされています。 霊感商法については、最高裁をはじめとする司法機関で違法とされ
続きを読む2022.09.30
弁護士 宮本亜紀
高齢者支援の動画について(解決編その2)任意後見契約
今年初めから、高齢者の安心のために弁護士がしていること、できることについてご案内する動画を作成し、ホームロイヤーのホームページにアップしています。その内容を下記にご紹介します。心
続きを読む2022.09.26
弁護士 小林保夫
「アベノミクス」をどう見るか-安倍元首相の国葬をめぐって-
1 国葬の根拠の欠落と反対世論の高まり-安倍元首相と元統一教会のつながりの露呈- 岸田首相は、国会での審議を経ることもなく早々に、去る7月22日、安倍元首相の国葬を9月27日に
続きを読む2022.09.21
弁護士 井上洋子
養育費と時効
夫婦は離婚にあたり、子の養育費を定めなければなりません。民法766条に「子の監護に要する費用分担」とあるのが、養育費のことです。 ところが、いったん養育費の取
続きを読む2022.09.12
弁護士 島袋博之
釧路でのくらし
みなさま、初めまして。弁護士の島袋博之と申します。 私は、4月からきづがわ共同法律事務所に入所しておりますが、以前は釧路で弁護士をしておりました。同じ弁護士の仕事をしていても
続きを読む2022.09.05
弁護士 峯田和子
不動産取引の補助者になって~高齢者の思わぬニーズ~
弁護士として仕事をしておりますと、しばしば不動産の処分に関わります。大きな金額が動きますし、トラブルにならないよう手続きを進めるので、神経は使いますが、件数をこなしますので慣れて
続きを読む2022.08.30
弁護士 増田尚
賃金からの天引き
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならないと定められています(労働基準法24条1項本文)。したがって、使用者が、労働者に対する債権と一方的に相殺すること(天引
続きを読む2022.08.15
弁護士 小林保夫
安倍元首相殺害をめぐるマスコミのあり方-安倍元首相と自民党への「忖度」を批判する-
私は、参議院議員選挙の投票日の前々日、奈良で、安倍元首相が殺害された事件の報道をめぐる新聞・テレビなどのマスコミの対応について、強い違和感、不信感を覚えた。 マスコミは、おお
続きを読む2022.08.10
弁護士 宮本亜紀
配偶者の死亡と氏や姻族関係
選択的夫婦別姓制度が国会で議論されている状況ですが、今までに結婚された方は、婚姻届の時に、夫の氏か妻の氏を選んで、夫婦が同じ氏(姓、苗字)になっています(夫の氏を選んでいる夫婦が
続きを読む2022.08.10
弁護士 峯田和子
財産分与と住宅ローン
離婚の際に、自宅と住宅ローンの処理が問題になることは多いです。夫が住宅ローンの債務者となっていて、自宅名義も夫という事例が典型的ですが、その場合に、離婚に当たって財産分与として自
続きを読む2022.08.10
弁護士 岩田研二郎
遺言保管制度と遺言書の捜索
2020年7月から法務局での遺言保管制度がスタートしました。公正証書遺言の場合、公証役場に保管されますが、自筆証書遺言の場合、法務局にも保管されている可能性ができました。 遺
続きを読む2022.08.10
弁護士 青木佳史
取引先の倒産と代表取締役への責任追及
取引先の会社が倒産した時に、会社の代表取締役に対して支払を求めたいと思われることがあるかもしれません。 法律上、会社と代表取締役とは別の人格として扱われるので、会社が倒産して
続きを読む2022.08.10
弁護士 宮本亜紀
死亡した親の借金は相続しなければならないか?
親が借金を残して死亡して、債権者から請求書が届いている場合、子の責任はどうなるでしょうか。 相続人となった子は、親に属した一切の権利義務を承継することになるのが原則です。忘れ
続きを読む2022.08.08
弁護士 古本剛之
エンディングノートの日
8月8日は、エンディングノートの日だそうです。 エンディングノートは、書かれているでしょうか。人生の最後なんて、まだ考えたくもないと思われるでしょうか。何を書いていいかわから
続きを読む2022.08.08
弁護士 小林保夫
自賠責保険・異議申立 後遺障害非該当から併合12級認定へ
私が扱っている交通事故事案について、調査事務所の当初の「後遺障害非該当」の判断に対し、異議申立を行ったところ、奈良の調査事務所から近畿本部に移送され再検討が行われた結果、同本部に
続きを読む2022.08.05
弁護士 冨田真平
「きつねダンス」の原曲は?
みなさん、「きつねダンス」をご存じでしょうか?プロ野球の北海道日本ハムファイターズのホーム球場でイニング間に行われているダンスです。 私は、プロ野球のパリーグが好きで、毎日仕
続きを読む2022.08.01
弁護士 小林保夫
東電旧経営陣の任務懈怠を厳しく指弾、13兆円の賠償命令!! -東電福島原発事故・株主代表訴訟・東京地裁判決-
2011年3月11日、激しい地震と巨大な津波の結果、東京電力福島第1原子力発電所は、原子炉の炉心の溶融と大量の放射能放出というチェルノブイリに次ぐ歴史的な重大事故を惹き起こし、現
続きを読む2022.07.27
弁護士 井上洋子
ジェンダーギャップ指数 日本は総合116位
ジェンダーギャップ指数は、男らしさや女らしさなど社会的・文化的に作り出された性差によって生まれる不平等や格差のことをいい、「政治参画」「経済参画」「教育」「健康」の4つの分野で、
続きを読む2022.07.21
弁護士 冨田真平
パワハラ防止法について②~パワハラと使用者の責任~
2019年5月に成立し、2020年6月に先行して大企業のみを対象にして施行されていたいわゆるパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)が2022年4月1日から中小企業も含めて全面的
続きを読む2022.07.21
弁護士 冨田真平
パワハラ防止法について①~パワハラとは?~
2019年5月に成立し、2020年6月に先行して大企業のみを対象にして施行されていたいわゆるパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)が2022年4月1日から中小企業も含めて全面的
続きを読む2022.06.17
弁護士 森信雄
借家の修繕
建物を賃借している場合の修繕を巡って争いが生じることがあります。 家主には、借家人が契約に従って建物を利用できるように配慮する義務があるため、建物が傷んで借家人に不都合な状態
続きを読む2022.06.08
弁護士 坂田宗彦
「相続分がないことの証明」への署名を求められた場合
ある方は、幼少の頃両親が離婚し、母のもとで育てられ、父とは長い間音信不通でした。先日、父の再婚相手から手紙が届き、父が亡くなったことを知らされました。また、手紙には、「土地・建物
続きを読む2022.05.31
弁護士 増田尚
後遺障害等級認定
けがの治療を継続して、これ以上よくも悪くもならない状態になったことを「症状固定」といいますが、症状固定と診断されれば、後遺障害の程度に応じて、後遺障害による損害(逸失利益及び後遺
続きを読む2022.05.13
弁護士 冨田真平
コロナ禍でのパート労働者に対するシフトカット事件の解決
2015年からパート労働者として週3日で勤務していたAさんは、コロナ禍の中で週3日から週1日に一方的にシフトを減らされ、減らされた分の補償も全くなされませんでした。 Aさんが
続きを読む2022.04.18
弁護士 古本剛之
請負代金が支払われない場合の仮差押え
下請けで工事をしたけれども、元請け(B)が代金を払ってくれない場合、注文主(A)に直接請求ができるでしょうか。(注文主(A)→元請け(B)→下請け(C)) 下
続きを読む2022.04.07
弁護士 横山精一
遺言と遺留分について
たとえば、お父さんとお母さんが離婚して、お父さんが別の女性Aと再婚していた場合を考えます。お父さんには、お母さんとの間に長男と長女がいる場合を考えます。お父さんが亡くなった場合、
続きを読む2022.04.01
弁護士 井上洋子
相続人多数の遺産分割協議事件
土地や建物について、ご先祖様の名義のまま放置している、ということはよくあります。登記の名義を書換えしなくても、住み続けられますし、税金の請求もくるので不便を生じません。 とこ
続きを読む2022.04.01
弁護士 宮本亜紀
養育費支払の終期
離婚する際、子どもは妻が養育することになったけれど、養育費については明確な約束をしていない、ということもあります。子どもが成長するにつれ、特に高校卒業後の大学や専門学校などの高等
続きを読む2022.03.18
弁護士 横山精一
成年年齢の引き下げについて
(成年年齢が引き下げられます) 明治時代から今日まで、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていました。 この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から
続きを読む2022.03.01
弁護士 森信雄
建物賃貸借契約の保証債務の限定
1 建物賃貸借契約の保証 賃貸マンションなどを借りる場合、親族等が賃貸借契約書の連帯保証人欄に署名・捺印をすることがある。この場合、賃貸人と連帯 保証人との間で連帯保証契約が成
続きを読む2022.02.17
弁護士 宮本亜紀
高齢者支援の動画について(解決編その1)財産管理
この度、高齢者の安心のために弁護士がしていること、できることについてご案内する動画を作りましたので、その内容を下記にご紹介します。今回は財産管理のご説明です。 動画はこちらか
続きを読む2022.02.17
弁護士 宮本亜紀
高齢者支援の動画について 心配ごと編
当事務所が高齢者支援の取り組みを始めて早くも10年が経ちました。この度、高齢者の安心のために弁護士がしていること、できることについてご案内する動画を作りましたので、その内容を下記
続きを読む2022.02.02
弁護士 坂田宗彦
コロナ禍での賃金引き下げ
コロナ禍が続く中で、大企業を中心に増収・増益や業績の回復が報じられていますが、多くの中小の経営や労働者にとっては、厳しい経営環境や雇用環境が続いているのが実感です。 昨年、プ
続きを読む2022.01.24
弁護士 冨田真平
フジ住宅ヘイトハラスメント裁判高裁判決について
1 はじめに 皆様はヘイトハラスメント裁判という裁判をご存じでしょうか? フジ住宅という、東証一部上場の大企業が、社内で人種差別民族差別を助長するような文書を配布し、あるい
続きを読む2022.01.10
弁護士 森信雄
隣地との境界が不明な場合の措置
隣地が建物を取り壊して更地になり、その土地が売りに出る場合、境界問題が持ち上がることがあります。不動産屋が土地家屋調査士作成の測量図面を持参し、同意の印鑑をほしいと言ってくること
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