小学生の子どもが歩道を自転車で走っていて、不注意でお年寄りにぶつかり骨折させてしまった場合、親は責任を負うことになるのでしょうか。
未成年者による交通事故の場合、未成年者に自分の行為で責任が生じうることが分かる能力(責任能力)がない場合は、親が原則として責任を負います。
また、子に責任能力があるとされた場合でも、親の監督義務違反によって事故が生じたといえる場合は、親も責任を負うことがあります。
自転車はとても便利な乗り物ですが、最近では歩行者との接触事故や他の自転車との衝突事故も増え、自転車運転者に高額の賠償責任を認める裁判例も出ていますので、日頃から、親子で自転車に乗る 際の交通ルールを確認しておかれた方がよいでしょう。
また、自転車事故をカバーする保険に加入することも忘れないようにしたいものです。