所属弁護士が実際に取り扱った事件や日々の業務を通じて得た知見をもとに執筆したコラムを集めました。
法律に関する旬の話題はもちろん、日常の中でふと感じたことや気づきなど、弁護士ならではの視点で、多角的にテーマを掘り下げながら発信していきます。
2023年
2023.12.15
弁護士 宮本亜紀
冤罪被害者の早期の救済のために
弁護士会の人権擁護活動にて、再審法の改正を求める活動をしています。再審とは、確定した刑事裁判に誤りが見つかった場合に、「裁判のやり直し」をする手続です。 私自身は、刑事弁護の
続きを読む2023.12.11
弁護士 島袋博之
ネットのおじさん
ある夜のことである。 趣味のオンラインゲームをしていると、不意にメッセージが届いた。 「おじちゃんあそぼー」 K君である。彼は、私の友人(弁護士)の甥っ子だ。 その弁護士の
続きを読む2023.12.07
弁護士 島袋博之
交通事故と健康保険
交通事故の被害者となり入院してしまうと、加害者の保険会社が、健康保険を使って治療してほしいと言ってくることがあります。この場合、健康保険を使ってもよいのでしょうか。 健康保
続きを読む2023.12.01
弁護士 森信雄
ラグビーW杯閉幕に寄せて
1 フランスで開催されたラグビーW杯は、南アフリカの優勝で閉幕した。 決勝は接戦だったが、個人的には、世界ランキング上位4チームが激突した準々決勝の2試合が死闘と呼ぶにふさわし
続きを読む2023.11.21
弁護士 峯田和子
相続財産に属する共有不動産の分割
誰かが亡くなって相続が発生すると、亡くなった人は所有権の主体とはなれませんので、概念的に相続人らは一定の割合で遺産である不動産を共有することになります。その上で、遺産分割協議等で
続きを読む2023.11.20
弁護士 小林保夫
タイガース・オリックスの優勝パレードに水をさす維新の無法!!
優勝に 泥を塗るのは 止めてんか 朝日川柳 「優勝パレード出資集まらず」 それとアレとは話が別 関西人 朝日新聞11月10日朝刊 優勝パレード 公務員に
続きを読む2023.11.11
弁護士 岩田研二郎
関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者の追悼碑を訪ねて
2023年8月27日、墨田区の荒川河川敷の旧四ツ木橋のたもとにある関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者の追悼碑(京成線八広駅)を訪れました。 自由法曹団と在日コリアン弁護士協会の共催の
続きを読む2023.11.07
弁護士 島袋博之
遺族年金と内縁の配偶者
入籍せず、長年事実上の夫婦として生活していた内縁関係の場合、そのパートナーが亡くなってしまうと、遺族年金はもらえることはないのでしょうか。 内縁の配偶者には、遺産の相続権はあり
続きを読む2023.11.01
弁護士 古本剛之
いらない土地は国に引き取ってもらえる? -相続土地国庫帰属制度利用の検討例-
本年4月27日から施行された相続土地国庫帰属制度(6月20日付のことのはぐさでも紹介しています)ですが、実際に利用を検討した例がありましたので、紹介します(当事者の承諾の上で掲載
続きを読む2023.10.11
弁護士 井上洋子
シリーズ民法改正⑥ 共有物の変更・管理(その3)
共有物の変更・管理について、民法が改正され、改正規程が適用されるようになっています。 その三つ目の点をご紹介します。 改正では民法252条の2が新設されまし
続きを読む2023.10.11
弁護士 井上洋子
シリーズ民法改正⑥ 共有物の変更・管理(その2)
共有物の変更・管理について、民法が改正され、改正規程が適用されるようになっています。 その二つ目の場面をご紹介します。 共有物の管理は、持分の過半数で決め
続きを読む2023.10.11
弁護士 井上洋子
シリーズ民法改正⑥ 共有物の変更・管理(その1)
共有物の変更・管理について、民法が改正され、改正規程が適用されるようになっています。 まず、その一つの場面をご紹介します。 共有物を使用している共有者は、「自分の持
続きを読む2023.10.07
弁護士 島袋博之
建物を明け渡す場合の原状回復の範囲
引っ越しで、長年住んだ賃貸マンションを明け渡す際、管理会社から、「借家人には原状回復義務がある。借りた当時の状態に戻す必要があるから、壁のクロスの張替え費用等を支払え」と言われて
続きを読む2023.10.07
弁護士 島袋博之
子の借金について親が支払う義務があるか?
子どもが消費者金融から多額の借入をして、支払えなくなった場合、請求書が家に届いてしまいます。子どもの借金について、同居している親にも支払いの義務があるのでしょうか。 借金
続きを読む2023.10.02
弁護士 森信雄
相続人に対する遺贈登記手続の簡略化について
1 2024年4月から相続登記の申請義務化が始まりますが、それに先立ち、2023年4月から、登記手続の一部が簡略化されました。 以下、X(被相続人)が亡くなり、遺産の中にX
続きを読む2023.09.20
弁護士 増田尚
シリーズ民法改正⑤ 相隣関係
シリーズ民法改正の第5回は、「相隣関係」に関する規定の改正です。相隣関係とは、隣地所有者間に起きるトラブルについて規律しています(もっとも、相隣関係に関する規定は、地上権や借地権
続きを読む2023.09.07
弁護士 島袋博之
寄与分・特別寄与料
被相続人の財産形成に協力した者とそうでない者の間では、法定相続分どおりでは実質的な不公平が生ずる場合があります。たとえば、親と同居して家業を手伝い、親の財産形成を手伝ってきた長男
続きを読む2023.09.01
弁護士 冨田真平
フリーランス保護法ができました
今年の4月28日に「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」、いわゆる「フリーランス保護法」が成立しました(なお「フリーランス保護新法」とも言われていますが、特に旧法に当
続きを読む2023.08.15
弁護士 坂田宗彦
中小企業も60時間超の残業割増率が引き上げられました
大企業では2010年から行われていたのですが、2023年4月1日からは中小企業についても、月60時間を越える残業について法定割増賃金率が50%に引き上げられました。60時間までの
続きを読む2023.08.10
弁護士 岩田研二郎
登記名義人が亡くなってから長期間放置された相続事案の解決法
被相続人死亡後、不動産の登記名義を変更しないまま放置すると、関係する相続人が多数に増えてしまう可能性があります。本来であれば、各相続人との間で遺産分割協議書を交わすなどの作業が必
続きを読む2023.08.10
弁護士 宮本亜紀
婚約の破棄、特に結納金について
「結婚」にも、様々なスタイルがある世の中になりましたが、昔ながらの、結納をして、結婚式を挙げて、新婚旅行に行って、婚姻届けを出す方式で結婚を進めるカップルもいらっしゃるでしょう。
続きを読む2023.08.07
弁護士 島袋博之
法テラス(民事法律扶助)について
サラ金などの債務の整理、場合によっては破産をお願いしたいが、年金生活で収入が少なく、弁護士費用が用意できません。法テラスの民事法律扶助という制度が利用できると聞きました。法テラス
続きを読む2023.08.01
弁護士 横山精一
固定残業代に関する令和5年3月10日最高裁判決について
1 残業代の支払いはどのようにして決まるのか 労働基準法には、「1日8時間、週40時間」の労働時間が定められており、労働者がこの時間を超えて働くと、使用者は、割増賃金(残業代)
続きを読む2023.07.31
弁護士 島袋博之
損保代理店手数料ポイント制度について、公取申告を行いました
大手の中古車販売業者について、損害保険金不正請求が問題となり、連日報道されています。報道ではノルマの問題も取り沙汰されておりますが、これに近い問題として、損害保険会社の「損保代理
続きを読む2023.07.25
弁護士 井上洋子
外見からはわからない、という話
30年前、海外旅行先で、私はジャパニーズであるとわかってもらえた。海外旅行をしているアジア人のほとんどがジャパニーズだったからだ。 20年前、チャイニーズかと聞かれるようにな
続きを読む2023.07.10
弁護士 古本剛之
子の自転車事故と親の責任
小学生の子どもが歩道を自転車で走っていて、不注意でお年寄りにぶつかり骨折させてしまった場合、親は責任を負うことになるのでしょうか。 未成年者による交通事故の場
続きを読む2023.06.30
弁護士 増田尚
遺産分割の手続
遺産の分割は相続人間での協議により行うことができますが、協議が調わない場合、家庭裁判所に、遺産分割調停を申し立てて、調停委員の仲介を経て、当事者の話し合いにより、分割の方法を決定
続きを読む2023.06.20
弁護士 岩田研二郎
シリーズ民法改正④ 相続土地国庫帰属制度とは
「実家のある地方の土地を相続したが、使うあてもなく、管理がたいへんだ」という方もいらっしゃるかと思います。今回、このような土地を国が引き取ってくれる制度ができました。 すなわち、
続きを読む2023.06.01
弁護士 古本剛之
タフな金魚は色が薄い?
金魚を飼い始めて5年以上になります。夏祭りの金魚すくいの金魚です。金魚すくいの金魚って、すぐに死んでしまうものと、何年も生きるものと、両極端な気がするのですが、どこが違うのでしょ
続きを読む2023.05.31
弁護士 井上洋子
入管法問題
2023年5月26日現在、出入国管理及び難民認定法律(通称「入管法」)の改訂案が国会で審議されています。審議のなかでいろいろな問題点が浮き彫りになってきました。
続きを読む2023.05.15
弁護士 青木佳史
シリーズ民法改正③ 所有者が不明もしくは管理が不十分な土地・建物についての新たな管理制度の創設
1 土地や建物に着目した財産管理制度 草木が生い茂り荒れた土地や朽廃しそうな建物が放置されている場合、所有者が不明であると対応を求めることができず、所有者がいても何らの管理をせ
続きを読む2023.05.01
弁護士 峯田和子
ハリネズミ飼いになった
元々は、猫を飼う予定だった。動物全般に苦手意識はないけれど、犬が飼えるほど規則正しい生活を営むことはできず、「その点、猫であれば」と思った次第。ところが、子
続きを読む2023.04.25
弁護士 坂田宗彦
ペット被害について
隣の人が犬を沢山飼っている場合に、鳴き声はもとより、糞尿の臭いや毛が洗濯物に付着するなどの被害で困ることもあるでしょう。 飼い犬の飼育、管理、健康維持は飼い主
続きを読む2023.04.20
弁護士 小林保夫
烏鷺の争い
「烏鷺(うろ)の争い」とは囲碁のことです。 古い言葉なので、今では余程の碁好きでも知らない人が多いでしょう。 「烏」はカラス、「鷺」はサギで、カラスの羽根の黒色、サギの羽根の白
続きを読む2023.04.10
弁護士 岩田研二郎
同性婚とLGBTQの性的マイノリティのこと(後編)
前編はこちら LGBTQの性的マイノリティについて 私が、LGBTQの問題をはじめて勉強をしたのは、大阪弁護士会の男女共同参画推進本部の本部長代行についた2012年のことです
続きを読む2023.04.03
弁護士 岩田研二郎
同性婚とLGBTQの性的マイノリティのこと(前編)
昨年サッカーのワールドカップが開催されたカタールで、性的マイノリティ(LGBTQ)への抑圧があり、参加国の選手団などが抗議の意思表示をするなどニュースにもなりました。 また同
続きを読む2023.03.20
弁護士 島袋博之
ネットの削除要請
ネットユーザーは、GoogleやYahooなどの検索エンジンでいくつかの検索キーワードを入れ、目的のホームページに到着します。しかし、事業所の名前等を入力すると、画面上になぜか思
続きを読む2023.03.20
弁護士 峯田和子
我が家のサワガニ
ペットには犬派、猫派、うさぎ派など様々な派閥があるらしいが、我が家がサワガニ派なったのは、4年くらい前からだろうか。今の子は二年目に突入した男の子だ。名前はカニさん。なんの工
続きを読む2023.03.13
弁護士 冨田真平
フリーランスに対するセクハラについて取引先の安全配慮義務違反を認めた事例
使用者は、従業員に対して、職場で働く中で生命身体や人格権が害されることのないよう職場環境を整える義務があります。そのような義務の一つとして、セクハラを防止し、またセクハラが生じた
続きを読む2023.03.06
弁護士 島袋博之
シリーズ民法改正② 共有者の一部の所在等が不明の場合における、持分取得・譲渡の手続の新設
不動産(土地・建物)は、一人による単独所有でなく、複数名で所有している共有状態になっていることがあります。このとき、共有状態の不動産を売却したり、処分しようとするときには、共有者
続きを読む2023.03.03
弁護士 島袋博之
法教育事業で出張授業
私と当事務所の坂本弁護士は、弁護士会の法教育委員会に所属しており、法教育事業にも積極的に参加しております。 昨年10月5日、私と坂本弁護士の2名で、阪南大学高等学校にて出張授
続きを読む2023.02.27
弁護士 横山精一
シリーズ民法改正① 特別受益・寄与分の時効
1 具体的相続分はどのようにして決まるのか まず、相続が発生した場合に、相続分がどのように決まるのかについて、説明します。 ここでは、夫に先立たれた妻が死亡して預金1000
続きを読む2023.02.20
弁護士 島袋博之
法定後見人と保佐・補助人との違い
後見制度には、後見、保佐、補助という3つの類型があります。それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。 家庭裁判所の決定によって援助者が選任される法定後見制度では、昔の禁治産
続きを読む2023.02.20
弁護士 冨田真平
社会福祉協議会の特例貸付の償還が免除される方は?
コロナの感染拡大を受けて社会福祉協議会の特例貸付を利用された方がたくさんいますが、その特例貸付についていよいよ返還が始まっています。 しかし、この特例貸付については、一定の場
続きを読む2023.02.17
弁護士 宮本亜紀
文鳥のススメ
スズメの仲間の文鳥をペットにお勧めします! 当事務所の弁護士紹介ページに書いたように、私は文鳥が大好きです。大学を卒業後に司法試験めざして自宅で勉強
続きを読む2023.02.13
弁護士 青木佳史
成年後見制度の改正の動きが本格化しています
成年後見制度は、介護保険導入と同じ2000年(平成12年)に、民法を改正して始まりました。それから22年、認知症や知的障害や精神障害のある方の判断能力を支援するため、代理権等を行
続きを読む2023.02.07
弁護士 井上洋子
ネット上の架空請求や買い物
インターネットの登場で、電子商取引をめぐって、いろいろな不明点やトラブルが生まれるようになりました。そこで、経済産業省が「電子商取引および情報財取引等に関する準則(令和4年4月)
続きを読む2023.01.30
弁護士 坂田宗彦
降格を理由とする賃金引き下げ
会社が、降格を理由として給与の減額をすることはできるでしょうか。 例えば、Aさんは現在会社で部長職にあり給料は月50万円だとします。そのうち、部長職の役職手当が10万円です。
続きを読む2023.01.15
弁護士 森信雄
公正証書をつくる意味
公正証書とは、当事者の意思表示や当事者間の合意内容などを明確にするために作成する公文書で、公証人という一定の資格をもった公務員が作成する書類です。遺言公正証書、離婚に伴う公正証書
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